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2014年05月26日

amachinamachin

クレイの天野です。
弊社で行っている組織改善の取り組みを紹介します。
何かの参考になればと思います。

新しい取り組み

2013年7月にクレイの第7期が始まってから社内で3つの取り組みを開始しています。

  1. グロースハックチームを結成
  2. KPTキャリアデザイン
  3. 社内の情報共有を活発にしてチーム力を強化

グロースハックチームを結成

第7期が始まってから、開発、営業活動、組織について様々な改善を行い、クレイ自体の成長を加速させるためのチームを結成しました。
今風にプロジェクト名をグロースハックとしています笑

どんな活動?

最初はどう活動していくか迷って試行錯誤していましたが、会社の問題点の因果関係を洗い出し、元になっている大きな問題をいくつか見つけました。(この記事で一部公開しています。)

以下はグロースハックチームで決まった活動です。

  • 理想の職場とするためのKRAYパターンを作る
  • 自社の強みを価値にして提供する
  • サイトの営業力を強化する

理想の職場とするためのKRAYパターンを作る

パターン・ランゲージを活用して、理想の職場を作っていくための活動です。
詳しくは下の記事を参照ください。

チームの暗黙知を活かし創造を支援するパターン・ランゲージ

2014-05-01 11.58.30

自社の強みを価値にして提供する

「充分な価値を提供できているかわからない」という問題点がありました。

20131011_現状問題構造ツリー

まず自分たちの強みを知るところから始めることになり、今までお仕事させていただいたお客様に匿名でのアンケートをお願いしました。

お客様からいただいたご意見から 曖昧なものを形にする力 が自分たちの強みとしてあることがわかりました。今後はその強みを強化して、もっと大きな価値にできるようにしていきます。

以下は実際にお客様からいただいたご意見になります。

1日単位で確認や実装のループを回すことで、ざっくりとした構想しかなかったものを、早い段階で成果として見えるようにできていること。

確実な技術力
柔軟性のある対応
本質的な要件を見抜く力
+αの提案

企画開発の区別なくチームとしてプロダクトを作っていく仕事の進め方
オープンなコミュニケーション
高い技術力
曖昧さを許容できる思考
あたらしい手法、思想に積極的な社風
社内外で学びそれを発信する寛容さ
主体性を持ってプロジェクトに取り組む姿勢
スモールチャレンジを開発側から提案できる凄さ
自社プロダクトを持ってそこで試す体制

他に比べてリアルタイムなやりとり
タイトななかでも形にしていく経緯が非常にスムーズ

効率的な開発手法の運用
レスポンスが早いこと
要件について積極的に提案いただけること
メンバーの方のフットワークは最高に軽く、提案も積極的です。
プロジェクト運営に用いるツールがもっと効率よくなれば、本当に隣にいるような感覚で開発できると感じます。

サイトの営業力を強化する

より弊社のことを知ってもらうため、サイト自体の改善をしています。
現在はKGIとKPIの見直しを行って、順次進めています。
まずはクレイの開発フローを更新しました。
https://kray.jp/company/think2/

KPTキャリアデザイン

KPTでチームメンバーのふりかえりを行いました。
弊社のお客様であるdipさんがやっていたのを参考にしています。

やり方

基本的には通常のふりかえりと同じやり方ですが、少し変えています。

  • 対象のスタッフとチームメンバー1人、天野の3人で行う
  • Keep, Problem, Try を本人も含め、それぞれ出していく
  • Keep には今期達成できたことも挙げる
  • Problem は問題ではなく、気になったことなどを挙げる
  • Try は今後の目標も挙げる

反省

個人を対象とするKPTのためかProblemが伝えづらいことや、Tryが曖昧なままになっている感じがしました。
また社内から「個人の資質にふれすぎ?」と意見がありました。
個人的にはうまくサイクルが回っていない感じがします。

改善

扱うべきことと、扱うべきで無いことを明確にして、Tryの進捗を見えるようにする必要があると思います。

扱うべきこと

  • 仕事のアウトプット
  • チームメンバーとしての振る舞い

扱うべきでないこと

  • 考え方
  • 能力
  • 性格

社内の情報共有を活発にしてチーム力を強化

これまでは次のような情報を簡易的な日報で共有する方法を採っていました。

  • 新しく学んだこと
  • 困っていること
  • 仕事の共有

人数も少ないためスムーズにできていましたが、一時的に共有するだけでチーム内に残らず、再利用がうまくいっていません。

いろいろな情報共有サービスを使ってみましたが、弊社が求めているものはなく、自分たちが使える開発チームのための情報共有サービスを作ることにしました。
もっとうまく情報共有できれば、チーム力を強化できるのではないかと考えています。

プロトタイプを開発して、今は社内で利用しながら改善しています。

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