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2013年10月08日

amachinamachin

オフィスデザイン

いつもは技術系の話やチーム開発の話が多いのですが、今回は働く場所について書いてみます。
というのは最近オフィスづくりの記事もよく見かけるようになってきましたので、せっかくクレイも引っ越したし、紹介しようと思った次第です。

私自身、働く環境というのはすごく大事だと思っていますし、かなり拘りのある方だと思います。
今回オフィスの移転に伴っては、オフィス作りの本を読んだり、コンセプトやイメージボードなどを作ってから設計してもらいました。
趣味と実益を兼ねていて、本当に楽しかったです。

オフィスづくりの記事

Studio O+A に学ぶ 生産性を上げるオフィスデザイン4つの原則
Facebook, Evernote, Squareなどを手がけるDenise Cherryが語る21世紀のオフィスづくり
会議室がない?!チームの生産性を高めるオフィスの作りかた

完成後のオフィス

今回オフィスを設計していただいたAtelier Sajiloの川井さんの紹介で、写真家の細川葉子さんにオフィス完成時の写真を撮ってもらいました。
弊社のSORTIEというサービスでご覧下さい(宣伝!)
http://sortie.in/albums/524d46e8c6bcbcd3fe0001d4

オフィス移転のきっかけ

女性社員が入社することが決まり、女性も働きやすい環境にしようと思ったのがきっかけでした。
特にトイレが一つしか無かったため、男女別になっているところを条件として探しています。

こちらは2008年3月から2013年2月末まで過ごしたオフィスです。
なるべくシンプルで機能的なオフィスを目指したものです。

 

床をはがしたり、ドアもペンキ塗ったり、ほぼ自分たちで手作りしたオフィスでした。
ドアまで色を変えてしまったため、出る時に不動産に怒られましたが。。。

施工前

よくある普通のオフィスでしたが窓の大きさと明るさが気に入りました。
 

イメージボード

図面にPinterestで集めた参考写真を貼って、設計の川井さんと現場監督の小泉さんにイメージを伝えています。
私のPinterestのOfficeボード

新オフィスの4つのコンセプト

以前のオフィスと同じくシンプルで機能的であることの他にいくつかコンセプトがあります。

  • シンプルであること
  • 機能的であること
  • コミュニケーションしやすいこと
  • 集中できること

次から4つのコンセプトを元に工夫したことを書いていきたいと思います。

全員ノートPCでいつでもどこでも

クレイでは全員がMacBookを使っています。
2007年の創業時からなのですが、各机にモニターが置かれていて、MacBookを大きいモニターに繋いで制作しています。
MacBookのみで仕事できるようにすることで環境の同期の手間を無くしています。
またMacBookを持っていけばどこでも仕事や打合せができます。

大きなテーブルで作業しやすく

中央の大きなテーブルは作業机として使えるようになっています。
また各席の後ろに配置してあるので、振り向くだけで簡単なミーティングもできるようにしています。
このテーブルはサイズと形をオーダーして作ってもらったものなので、人が増えた時には繋げるだけでさらに大きくすることもできます。

床から配線を無くして、自由に移動

壁に備え付けられた机の下に等間隔でモニターの真下に来るようにコンセントを設置しました。
またLAN配線も机に沿って引くことができるようにして、床には配線を引かないようになっています。
これで自由自在に椅子で移動できるようになっています。
中央のテーブルは照明レールから電源を持ってきています。

私物をロッカーに

全員分のロッカーを作って、上着や鞄などはロッカーにしまうことで机の上が散らからないようにしています。
ロッカーには上着が掛けられるようにレールとハンガーも設置されています。

集中部屋

一人で集中して仕事したい時は、ロッカーの部屋に籠もります。
ここにもモニターが設置された机があるため、集中したい時にはもってこいです。

ベランダでのんびり

新オフィスの決め手の一つにベランダの広さや見晴らしの良いところがありました。
有効活用したかったので、人工芝をひいてデッキチェアを置いて、のんびりできる場所を用意しました。
また喫煙スペースでもあります。

ロフト

普段使わないものを置けるスペースが欲しいと言ったら、ロフトになりました。
オフィスにロフトというのはあまりないのですが、いろんなものを隠しておけるのは便利です。

会議室

ガラス面を縦長にして、広さを損なわないように、また外からの光が入るようにしました。
以前のオフィスでは会議室もオープンだったため、打ち合わせしている人が話しづらい雰囲気がありました。

オープンなオフィスのメリット、デメリット

パーティションの無いオフィスはコミュニケーションを活発化させます。
コミュニケーションがきちんと行われれば、チームのいろいろな問題を解決できると思います。

ただ次のように生産性が落ちるという話もあるようです。
仕切りや壁がないオープンプランのオフィスで働くと不満レベルが最大に
”オープンプランオフィスには「チームワークの向上」という利点はあるものの、生産性の高い仕事をするためにはしっかりと壁のある個室の方が集中できる”

逆に組織の知が向上するという話もあります。
組織の知を高めるには、「タバコ部屋」が欠かせない

弊社の場合、黙々とプログラムしている人が多いので、せめてオープンにしないと活気が無くなるという心配もあってオープンにしています。

その他、工夫してること

毎週席替えをしています。
毎週隣の人が変わるので、会話も変わったり、気分も変わります。(人も少ないから、大きくは変わりませんが。。。)
また席によって空調が暑かったり寒かったりするなどの不公平さもないですし、机もきれいに保たれています。

まとめ

引っ越して、私としては次の点が良かったです。

  • パートナーの人も作業しやすくなった
  • ビデオ会議がしやすくなった(朝は複数のチームがビデオ会議を同時にするため)
  • 勉強会などで人も呼べるようになった

会社のみんなにも聞いてみました。
改善できる点は改善していきたいと思います。

よかったこと

  • 素足でも床が冷たくない
  • 風通しが良い
  • ベランダがある
  • 人数のわりにオフィスが広いのでゆとりがある
  • 駅から近い
  • 席が決まっていない
  • 来た人がおしゃれと言ってくれる
  • 木製のデスク
  • 巨大な観葉植物があってなごむ
  • 家から近くなった

問題・気になっていること

  • 会議室が暑かったり眩しかったりする
  • 床がやわい
  • 床にコーヒー等がこぼれると跡が残る
  • 場所によってエアコンの効きぐあいが違う
  • たまに鳩がうるさい
  • 風で揺れる?
  • ガスがない
  • 席が決まっていない
  • 寒い

作ってくれた方々

イメージ以上のオフィスを作っていただきました。

設計
Atelier Sajilo 一級建築士事務所
川井加世子さん

現場監督
inter SPACE
小泉信一さん

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