集中力を何倍にもするペアレンタルコントロールの使い方

今回の記事の対象者

今回の記事は以下のような人におすすめです。

• 気がつくと作業とは全く関係ないネットサーフィンの旅にでている人
• 気がつくと２ちゃんのまとめスレを読んでいる人
• 良質な情報ははてブで収集！と言いつつゴシップエントリーばかり見ている人
• ツイッターは良質なコミュニケーションツール！といいつつ、ソーシャルストリーミングに流れる情報をついつい拾いにいってしまう人
• mixiはなかなか会えない友達との交流の場！とかいいつつサン牧やブラ三を起動してる人
• グローバルな視点でビジネスがどーたらするならFacebook やってて当然！といってFarmville（略）
• 仕事でMacを使っている人（よかったですね、救済の道は開かれました）

はじめに

こんにちは、KRAY芳賀です。

プログラマのようなパソコンとインターネットがなければ作業にならないような仕事をしていると、ついついネットで作業とは関係ない情報を見つけて時間を浪費していることが多々あります。

そこに追い打ちをかけるように、ツイッターのようなソーシャルストリームから入ってくる情報は

有益で面白いものが信頼のおけるフォロワーからもたらされるので、ついつい誘惑に負けてしまいますが、対価として集中力と時間を支払っているということには目をつぶりがちでした。

なんとかしなければ・・・、そう思った僕はある日ツイッターにつぶやいたのです。

http://twitter.com/func09/status/25373256951

そこで返ってきた答え

http://twitter.com/tex314/status/25374369781

でました、なんという革新的ビッグアイデア！！

時間泥棒対策アイデア

MacOSのペアレンタルコントロール

ペアレンタルコントロールとは、Mac OS Xに標準で備わっている、親が子供のパソコンの利用を制限するための機能です。

http://www.apple.com/jp/findouthow/mac/#tab=macbasic&tutorial=parental

• アクセスできるインターネットのサイトを制限できる
• パソコンを利用できる時間を制限できる
• 起動できるアプリケーションを制限できる
• アクセスしたサイト、起動したアプリのログが確認できる

親としては多感で物事の判断能力がまだついていない小さなお子さんが、インターネットから偏った情報を入手するのを避けたいと思うでしょう。親なんて身勝手ですが、せめて情報の取捨選択ができるような年齢になるまでは、とてもありがたい機能なんじゃないでしょうか？

そんな小さいお子様を有害情報から守るペアレンタルコントロール、いまだに情報の渦でもがいている大人たちにも利用できるんじゃないでしょうか？

ペアレンタルコントロールで自分を戒める

ペアレンタルコントロールがあれば、誘惑に弱い自分でも情報の渦に巻き込まれない環境を構築できそうです。いってみれば集中力アップ養成ギブス、ありがとう、ジョブスありがとう。

作業用アカウントを作成する

まずはペアレンタルコントロール管理下に敷かれる作業用のアカウントを作成したいと思います。

Macで新規アカウントを作成する際に「ペアレンタルコントロールで管理」を選択しましょう。

労働者階級に管理者権限なんて無用です。

アイコンには、労働者としての自覚と誇りを持てる画像をチョイスしましょう。（キャプチャは燃える男の汎用レイバー「菱井インダストリーのヘラクレス21」）

続いて「ペアレンタルコントロールを開く」をクリックして、この労働者アカウントから自由を奪っていきましょう。

特定のアプリを起動できないようにする

仕事に関係ないアプリは「システム」タブから、利用不可にしてしまいます。

特にその他の中には、集中力を奪うアプリがインストールされている傾向にあります。

• BathyScaphe（２ちゃんブラウザ）
• Echofon、夜フクロウ、Tweetie（ツイッタークライアント）

あたりは時間泥棒の温床なので問答無用でカットします。

特定のサイトを閲覧できないようにする

続いて、「内容」タブを開いて、特定のサイトに閲覧制限をかけていきます。

「アダルトサイトへのアクセスを自動的に制限」を選んだ上で、カスタマイズをクリックします。

「これらのWebサイトを常に禁止」の項目に、ひたすらURLを打ち込んでいきます。

• http://www.nicovideo.jp
• http://mixi.jp
• http://facebook.com
• http://www.youtube.com
• http://amazon.com
• http://amazon.co.jp
• http://news.google.co.jp
• http://jp.msn.com
• http://www.yomiuri.co.jp
• http://www.asahi.com
• http://www.yahoo.co.jp
• http://togetter.com
• http://api.twitter.com
• http://b.hatena.ne.jp
• http://twitter.com

この辺のサイトは本来作業中に見なくてもいいですね。

使ってみる

さて、作業用アカウントの準備も整いましたので、気持ちもアカウントも労働者に切り替えていきます。

制限されたアプリケーションの実行

BathyScapheでニュー速でもチェックしようかと思ったら、アクセス権がないと怒られました。ここで管理者のパスワードを入力すれば使えるんですけど、しっかりと自制心を持ち、甘んじてOKを押します。

制限されたWebの閲覧

アクセス制限されているツイッターを閲覧しようとすると、こんな画面が出ます。

親が子供を愛しているからこそのフィルターなのだ、と言わんばかりのアイコンですが、子供の立場だったらイラっとさせられそうです。

ログを確認する

管理者アカウントから、労働者の働きっぷりを確認することもできます。

閲覧されたWebサイトを確認すると、どうやらヤフオクを見ていたようです。速攻フィルター行きですね。

閲覧阻止に成功したサイトも細かく表示できます。

どのサイトのどのページをいつ、何回表示しようとしたかまで確認できました。

ちなみに制限をかけてないEvernoteが勝手に制限されたのには参りました。

次に使ったアプリケーションの回数と利用時間のチェック。

一日の終わりにこれをチェックすれば、どれくらい働いたか正確な数字として確認できそうですね。。

最後に

ペアレンタルコントロールで集中力アップ養成ギブス、どうでしたか？

インターネットのおかげで世界中の情報がリアルタイムに収集できるようになった一方で、私たちは情報収集に多くの貴重な時間を費やしています。ソーシャルネットは、たくさんのコミュニケーションと情報の流れを生んでいますが、その一方で私たち自身が有限な時間を対価として支払っているということを忘れずに、適切な量に制限をする必要があるということを今回あらためて思い知らされました。

ファミコンは１日30分、お母さんによく言われましたっけ。

が、厳しすぎても続かないので、ほどほどがいいと思います！