はじめに
今日は普段の技術系記事と違って、社内のことを紹介してみたいと思います。
クレイでは3週間に1度、開発合宿を行なっています。普段の業務は受注案件の開発がメインですが、合宿という形で自分たちが提供するサービスの開発に集中する時間を設けるのが目的です。
なぜ開発合宿?
先ほども書いた通り、クレイの主な業務は受注案件、つまりお客様から依頼されたシステムを開発するのが中心です。一方で、自分たちで企画して自分たちで実装したWebサービスを提供していきたい、という思いも持っています。
とは言うものの、普段の業務時間から自社のための開発時間を作りだすというのは案外難しいものです。それはスケジュールを守るためであったり、電話やメールによる何かしらの対応のためであったり。
なので、強制的に普段の業務をリセットして自分たちの時間を確保するため、普段のオフィスを離れて、どうせなら泊まりで集中作業しよう……、となったわけです。
普段はスタッフそれぞれ担当のプロジェクトを手がけていますが、開発合宿の時だけは同時に全員が同じプロジェクトに取り組みます。皆で同じ方向を向いて進むというのも重要なのかもしれません。
合宿風景
クレイでは、日付を決めて当日朝から翌昼までを開発合宿期間としています。
この期間だけは極力他の業務を止めて、事前に全員で合意した目標を達成するための作業を行います。
なので、事前の目標を決めたりだとかタスクの洗い出しだとか、ある程度の準備は必要です。合宿中にやると時間食われちゃいますからね。
開発中
合宿の大半は黙々とコーディングしてます。皆が向き合って作業していると、図らずもコミュニケーションが取りやすいメリットが。ただ、それぞれが自分の作業に熱中してしまうのか、それほどコミュニケーションが発生しないのが現在の課題です。
もちろん、開発速度向上というメリットはじゅうぶん享受できているのではないでしょうか。
それから仮眠。開発合宿はホテルの会議室を借りています。仮眠に使う部屋が別の階にあることもあって、みんなあまり利用しようとしません。時間がもったいないという意識もあるのでしょう。効率を考えると寝た方がいいのですが。
一部スタッフからは椅子で寝たほうがいいという意見もあります。
食事中
食事風景。よく見ると、ダニーのお茶碗は山盛りですね。コードの品質と炭水化物の量は比例するのかもしれません。
ふりかえり
そして、合宿の最後はふりかえりです。30分程度、この1日半の合宿内容を振り返る時間を設けています。
やり方を具体的に書くと、Keep(良かったこと、続けたいこと)、Problem(問題だったこと)、Try(次回挑戦したいこと)の3項目について意見をポストイットのようなカードに書き出します。
以下、実際に初回の開発合宿でふりかえったときの内容を書いてみます。
- Keep
- 足りない点をすぐ話して解決できる
- 集中して作業できた
- 協力できている
- 全員が一つのことをする
- Problem
- 本がない
- 途中で失速した
- 二日目の眠気
- 自分の役割が明確になっていなかった
- Try
- 目標を設定する
- 仮眠スペースを用意する
- 外付けキーボードを用意する
- 休憩を入れてメリハリをつける
Keepはこんなことが良かった!ということを皆で共有することで、モチベーションアップやノウハウの共有につながります。そして、Problemに対して何をTryしていくか、次回以降実際にTryすることでProblemを解決するサイクルができあがれば、開発合宿(だけじゃないですけど)がより良いものになっていくでしょう。
開発合宿で開発してるモノについて
冒頭で自分たちのサービスを提供したいって書いたのですが、ではどんなサービスなのでしょうか。軽く紹介させてください。
旅の思い出作りに
みなさんは旅行で撮った写真をオンラインでアルバム化したいと思ったことはありませんか?
FlickrやPicasa、500pxなど写真共有サービスって色々あると思うんですけど、旅に特化したものを探すと案外ありません。なので、今回旅の記録を写真で残せる、そして人に見せられるサービスを開発しようと思い立ちました。詳しいことはまた別の機会に!
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