ギルドワークスの市谷さんと中村さんに仮説キャンバスを作るワークショップをしていただきました。DocBaseをリリースして1年過ぎて、何となくモヤモヤしているところをスッキリしたいというのと、社内全員でサービス事業を見直してみる良い機会になるのではと思い、お願いしました。
ギルドワークス
https://guildworks.jp/
仮説キャンバス
仮説キャンバスとは事業を整理し、検証するためのツールです。ギルドワークスが様々な企業と一緒に仮説検証を繰り返す中でリーンキャンバスを参考に作ってきたものだそうです。
ワークショップ
緊張気味の弊社スタッフをギルドワークスの中村さん(写真右から2番目)がうまくいい雰囲気に持っていきます。個人的に中村さんの問いかける進め方がとても勉強になりました。今度絶対真似します。
まずは課題から
顕在課題から考え始めるとやりやすいとのことです。もちろんこれまで何度も課題については検証してきているので、ある程度スラスラ出てきました。
仮説キャンバスが少し違っていたのは潜在課題を分けて考えることで、こっちは改めて考え直すきっかけになったのと、新しい課題が見えてきたのは大きな収穫でした。
「顕在課題」と「潜在課題」を分けてあるところが仮説キャンバスの良いところだと思いましたが、「潜在課題」は特に大事な仮説の場合が多いため、本当に課題であるかを検証しないとプロダクトの方向付けが間違うと感じました。
置かれている状況
DocBaseを使ってくれているユーザーの状況などを考えました。当初、DocBaseではIT企業で主にプロダクトを開発しているチームをターゲットとしていました。
改めて仮説キャンバスの状況を考えてみると、リリースして1年して変わってきていることがわかりました。IT企業が多いのは確かなのですが、開発を中心としたチームよりも組織全体や広報や営業などの開発以外の部署の利用、またIT企業以外の利用も多いことが見えてきました。状況が変わっていることが認識できたので、アプローチを変えなければいけないとわかります。
課題に対する提案価値とソリューション
課題を解決した状態として、どのような価値を提案できるかを考えてみます。この各課題に対して、対応する提案価値とソリューションを順を追って考えていくのはわかりやすいと思いました。
例えばDocBaseでは次のような感じです。
課題(一部)
- (A) 関係者の中で情報格差がある
- (B) プロジェクトに関わるドキュメントが散らばっている
- (C) 情報共有する敷居が高い(労力・心理)
提案価値
- (A) 必要な情報を関係者全員が知っている
- (B) プロジェクトに関連するドキュメントが一箇所に集まって再利用しやすい
- (C) 情報を気軽に、また安心して投稿できるから情報共有が進む
ソリューション
- (A) 関係者全員を招待できる料金プラン
- (B) 柔軟な権限設定
- (C) 複数の情報を整理、まとめる差込機能
まとめ
こういった形で課題、提案価値、ソリューションそれぞれを対応付けながら考えていくことでモヤモヤしていたものが見えるようになっていくのがとても役に立ちそうでした。
その他、優位性や評価指標などを考え直すきっかけになったり、みんなの意見を聞いたりできるため、定期的に開発チーム全員で仮説キャンバスを更新していきたいですね。
参考
DocBaseについて
DocBaseは情報共有を活発にして組織が力を最大限発揮できるようにすることを目指した情報共有・ドキュメント共有サービスです。
詳しくはこちらから。
https://docbase.io
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